大東真也

大東真也
だいとう まさや
1995年 滋賀県出身、大阪府在住
2020年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了
私はガラス瓶を溶かすことで作品制作を行っている。既製の工業製品であるガラス瓶は、容器としての機能を持つ一方で、熱によって溶融し再び固体へと変化する素材でもある。私はこの両義性に着目し、瓶という機能的存在を解体し、素材としてのガラスへと還していく過程を作品として提示している。
制作では、複数の瓶を溶かし合わせて塊とする作品と、瓶を宙吊りにし重力と熱によって変形させる作品を展開している。いずれも人為的操作を極力排し、自然の作用に委ねている。こうして生まれる形態は、個が溶け合いながらも蓄積し、やがて地へと降り立つ現象であり、存在がかたちを変えながら連続していく過程を示している。そこに死と再生、生まれ変わりという循環の感覚を重ねている。