わにぶちみき

わにぶちみき
1981年 大阪府出身・在住
2004年 近畿大学文芸学部芸術学科卒業
2012年 英国ボーンマス芸術大学大学院美術修士課程修了
わたしは「風景から色を抽出する」という一点にだけフォーカスした、極限まで抽象化された「風景画」を描きます。それは、ITの発達した現代社会における風景の見方に対する問題提起であり、誰でも簡単に記録・閲覧することができるようになった「風景」の本質に気づくきっかけとしての作品を目指した制作です。
混色における思考の軌跡や塗りにおける身体性、そして風景の取捨選択。作家の情緒を極力排除すると言いながら生み出された作品には、それでも作家自身の個性が微かに立ち現れ、色の組み合わせだけの抽象的な風景画には、たしかにその土地々々の風土的・文化的な背景が浮かび上がってくる。現代において「風景画」がもつ役割とは。シンプルに削ぎ落とした行為の先に答えが明らかになると確信しながら、風景を“あるき”そして“みる”ことをつづけます。