アーティスト

風の環

《兵庫運河の自然を再生するプロジェクト》2024年、神戸市SDGs表彰大賞(兵庫)

《Kobeもりの木プロジェクト》2014年、兵庫

《Vague Memories Project》2023年、地域材利活用建築デザインコンテスト審査員賞(兵庫)

風の環
かぜのわ

2025年結成 神戸市出身・在住

「風の環」は漁業、林業、建築といった、いわゆる芸術家の範疇には収まらない集団によるアートプロジェクトである。私たちにとっての”アート”とは、単なる美術作品の提示に留まらない。それは「地域の問い」を可能な限り遠くまで届けるための方法論なのだ。フィールドワーク、データ収集、考察レポート、取得したデータのオープンデータ化といった、継続的なプロセス全体をアートプロジェクトとして捉え、活動を展開する。

代表

小山ひろみ
TSU-GUMY代表。神戸市出身。兵庫県立大学環境人間学部卒業後、デベロッパーを経て起業。社会課題に対し多様なアプローチで、行政・企業・生活者といった異なる主体間の共通課題を見出し、解決策を探求する街づくりを推進。

メンバー

上田孝明
MEMENT代表。神戸市出身。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、GK 設計、日建設計NADを経て独立。「私たちの行動は、子孫への形見である。」を信条に、都市・公共空間・プロダクトデザインを手掛ける。

川内見作
TSU-GUMY所属、データサイエンティスト。東京大学、シンガポール国立大学にてコンピューティングを専門とし、自身でハードウェアからソフトウェアまで実装する。気圧と風を計測するセンサーを開発し、空間や街の詳細な解析を行う。

山崎正夫
SHARE WOODS.(シェアウッズ)代表。木の伐採やものづくりから社会活動までをおこなうプラットフォームを運営。認定木材コーディネーターとして神戸市木材活用に参画し、六甲山材プロダクト開発や地域材流通、経済循環の仕組みづくりに取り組む。

尻池宏典
神戸市漁業協同組合所属。尻池水産代表。主にイカナゴやシラスを捕る船曳き網漁を営む漁師。地元神戸の魚や漁師を知ってもらうため、キッチンカーでシラス丼の販売・子ども食堂に魚を無償提供、小学校へ出前授業など、仲間の漁師と共に活動している。

糸谷謙一
兵庫漁業協同組合理事。主にイカナゴやシラスを獲る船曳網漁に従事するかたわら、「港である前に海なんだ」をテーマに、兵庫運河にて漁業者・地域住民・企業・行政とともに里海再生活動を実施。

田中友梨
大学卒業後、まちづくり会社でプロジェクトマネジャーを経験。「ヒトの健康やコミュニケーションを活性化させ、みんなを笑顔にする」をテーマに、官民連携プロジェクトに取り組む。

髙橋ほのみ
TSU-GUMY所属、国際基督教大学2年。高校時代に国際的な森林認証FSCマークジュニア・アンバサダーを務め、絵本制作やワークショップ開催を通して、森の大切さを親子に伝えている。

河原聖
TSU-GUMY所属。グロービス経営大学院卒。断片化した情報から仮説を構築し、事業の方向性とステークホルダーとの関係性をつなぐコミュニケーションストラテジスト。

鶴岡優子
NENOIRO(PR・編集)。自治体や企業を対象とした地域情報誌での取材経験を基に、企業と経営者、アーティストなど異なる領域の文脈を多角的に捉え、潜在的な魅力を取材・編集し発信。

主な展覧会歴

2014年〜
「もりの木プロジェクト」 神戸市六甲山森林整備戦略に基づいた、木材利活用を推進するため、子ども向けの環境学習や啓蒙活動(神戸)
2013年〜
兵庫運河の自然を再生するプロジェクト(兵庫)
2013年〜
木材価値を創造するコミュニティ「SHARE WOODS.(シェアウッズ)」(神戸) 

主な受賞歴

2024年
神戸市SDGs表彰 大賞受賞 「兵庫運河の自然を再生するプロジェクト」
2024年
神戸市SDGs表彰 奨励賞受賞 「SHARE WOODS.(シェアウッズ)」
2023年
地域材利活用建築デザインコンテストin兵庫 審査員賞「Vague Memories Project」
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