堀園実
Photo by KOKUMA MIHO
堀園実
ほり そのみ
1985年 静岡県出身・在住
2009年 沖縄県立芸術大学大学院彫刻専修修了
沖縄で彫刻を研究し、文化庁新進芸術家海外研修制度(美術1年研修)にてフランス・パリへ。パリ国際芸術都市に滞在、現在は静岡を拠点に活動する。
彫刻に向き合うことは、実存への問いかけである。特に身体を物差しにしてどのように世界を測ることができるのか、手の届く範囲を捉え得る領域とし、その中で探求を試みる。未焼成の粘土を用いて風景を再構成する「なみうちぎわの協和音」(2018〜2022)や「ファントム」(2024)、呼吸をテーマにした漆喰の抽象彫刻などを制作。素材の性質を作品の中心に置き、物質の非永遠性や諸行無常なるものについて思考する。